今日の症例(転倒による打撲 内出血した部分がピリピリする)
60代 男性
自転車に乗っていて転倒した。両足を強くぶつけた。
自宅で様子をみていたが,ピリピリとした痛みが続くので心配になり当クリニックを受診された。
体温も平熱とのこと。
治療材料:医療用フィルム

《受診時 受傷4日目》
医師による診察で血液が溜まった部分(血腫)はなかった。

ピリピリした部分は衣服の摩擦か創面が空気に触れていることによるものだと考え,医療用のフィルムを貼った。
数分後にピリピリした痛みが取れたとのこと。
【医師の説明】
転んで両足を強くぶつけたことによって皮膚の下が出血し,両足がこのような色になっています。
この出血は徐々に吸収して元の皮膚に戻っていきます。
診察したなかでは化膿の原因となるもの(血腫)はみられなかったので,このまま様子をみてください。
ピリピリした痛みは転んだときにできた浅いキズによるものだと考えられますので,キズを治すシートを貼って
おきます。このシートは自然に剥がれるまでこのままにしていて下さい。
入浴はシートを貼ったままで結構です。
自転車に乗っていて転倒した。両足を強くぶつけた。
自宅で様子をみていたが,ピリピリとした痛みが続くので心配になり当クリニックを受診された。
体温も平熱とのこと。
治療材料:医療用フィルム

《受診時 受傷4日目》
医師による診察で血液が溜まった部分(血腫)はなかった。

ピリピリした部分は衣服の摩擦か創面が空気に触れていることによるものだと考え,医療用のフィルムを貼った。
数分後にピリピリした痛みが取れたとのこと。
【医師の説明】
転んで両足を強くぶつけたことによって皮膚の下が出血し,両足がこのような色になっています。
この出血は徐々に吸収して元の皮膚に戻っていきます。
診察したなかでは化膿の原因となるもの(血腫)はみられなかったので,このまま様子をみてください。
ピリピリした痛みは転んだときにできた浅いキズによるものだと考えられますので,キズを治すシートを貼って
おきます。このシートは自然に剥がれるまでこのままにしていて下さい。
入浴はシートを貼ったままで結構です。
今日の症例(腫瘤切除後に湿潤治療を行っていたが治りきらない)
80代女性(左前胸部腫瘤切除)
左胸の出来物が気になり,R1年6月21日に当クリニックにて腫瘤切除術を行った。
当日はヘモスタパッドを当て,翌日からはハイドロコロイド包帯で治療を開始した。
しばらく来院せずに自宅で絆創膏と家にあった軟膏(?)で治療していたが,9月13日に左胸の傷が治りきらないと再来された。
病歴は高血圧と逆流性食道炎である。
病理検査の結果,腫瘤は脂漏性角化症であった。

《9月13日》
貼っていた絆創膏を剥がすと,プヨプヨした肉芽が形成されている。
胸などに多いのだが,途中このような肉芽ができ治りきらないことがある。
(脂肪の多い部位は血流が少ないことが原因だと考えられるが,ハッキリとしたことはわかっていない)

このような時は,高吸収のプラスモイスト+ステロイド軟膏(肉芽を収縮させるため)に治療を変更する。

《9月25日》
すると,肉芽が落ち着き周囲から皮膚が覆ってくる。
その後はプラスモイストに浸出液が付かなくなるまで交換していただく。
左胸の出来物が気になり,R1年6月21日に当クリニックにて腫瘤切除術を行った。
当日はヘモスタパッドを当て,翌日からはハイドロコロイド包帯で治療を開始した。
しばらく来院せずに自宅で絆創膏と家にあった軟膏(?)で治療していたが,9月13日に左胸の傷が治りきらないと再来された。
病歴は高血圧と逆流性食道炎である。
病理検査の結果,腫瘤は脂漏性角化症であった。

《9月13日》
貼っていた絆創膏を剥がすと,プヨプヨした肉芽が形成されている。
胸などに多いのだが,途中このような肉芽ができ治りきらないことがある。
(脂肪の多い部位は血流が少ないことが原因だと考えられるが,ハッキリとしたことはわかっていない)

このような時は,高吸収のプラスモイスト+ステロイド軟膏(肉芽を収縮させるため)に治療を変更する。

《9月25日》
すると,肉芽が落ち着き周囲から皮膚が覆ってくる。
その後はプラスモイストに浸出液が付かなくなるまで交換していただく。
今日の症例(足の角質形成)
70代男性(左足底外側の角質形成)
2014年より左足にひび割れができて治らなくなった。
2016年にズイコウパッドを使用してなつい式湿潤療法で治療を開始。
2018年10月に潰瘍は治っているが,その後1ヶ月に1回,経過観察を行っている。

潰瘍であった部分(白い◯部分)の周囲に厚い角質を形成している。
このまま放置するとその下に膿がたまり化膿する恐れがあるため,時々角質を取る必要がある。
当クリニックではフットケア用のグラインダーなどの器械は無いため,事前に角質を取りやすいように柔らかくする必要がある。
その方法としてハイドロコロイド被覆材を貼る方法を取っているが,シールがベタベタしてしまって嫌だとの声があった為,
患者さんによってはワセリンを塗っていただき,角質を柔らかくしている。
毎日お風呂上がりに,ベタつかない程度に少量取って塗り込んでいるとのこと。

角質に油分が浸透して柔らかくなっているのが分かる。
その部分を医療用のハサミを使用して切除している。
2014年より左足にひび割れができて治らなくなった。
2016年にズイコウパッドを使用してなつい式湿潤療法で治療を開始。
2018年10月に潰瘍は治っているが,その後1ヶ月に1回,経過観察を行っている。

潰瘍であった部分(白い◯部分)の周囲に厚い角質を形成している。
このまま放置するとその下に膿がたまり化膿する恐れがあるため,時々角質を取る必要がある。
当クリニックではフットケア用のグラインダーなどの器械は無いため,事前に角質を取りやすいように柔らかくする必要がある。
その方法としてハイドロコロイド被覆材を貼る方法を取っているが,シールがベタベタしてしまって嫌だとの声があった為,
患者さんによってはワセリンを塗っていただき,角質を柔らかくしている。
毎日お風呂上がりに,ベタつかない程度に少量取って塗り込んでいるとのこと。

角質に油分が浸透して柔らかくなっているのが分かる。
その部分を医療用のハサミを使用して切除している。
今日の症例(外反母趾クッションによる硬結)
60代男性(左外反母趾)
以前から左に外反母趾があり,数ヶ月前より左第2趾が硬く,黒くなってきたため心配になり受診された。
持病は無し。

《受診当日》
黒色の部分が硬結している。圧痛はなし。

使用したのはこのタイプの外反母趾クッション。
【医師の説明】
外反母趾クッションが常に当たっていることで内出血をし,その部分が硬くなってしまったと思われます。
硬くなっている部分を押さえても痛みが無いようなので化膿はしていません。
硬くなった部分にハイドロコロイド包帯を貼ると次第に柔らかくなりその部分が取れてきます。
しばらくはハイドロコロイド包帯を貼って様子をみて下さい。
クッションよりも外反母趾サポータの方がこのようなトラブルは起きにくいためそちらのほうをオススメします。
以前から左に外反母趾があり,数ヶ月前より左第2趾が硬く,黒くなってきたため心配になり受診された。
持病は無し。

《受診当日》
黒色の部分が硬結している。圧痛はなし。

使用したのはこのタイプの外反母趾クッション。
【医師の説明】
外反母趾クッションが常に当たっていることで内出血をし,その部分が硬くなってしまったと思われます。
硬くなっている部分を押さえても痛みが無いようなので化膿はしていません。
硬くなった部分にハイドロコロイド包帯を貼ると次第に柔らかくなりその部分が取れてきます。
しばらくはハイドロコロイド包帯を貼って様子をみて下さい。
クッションよりも外反母趾サポータの方がこのようなトラブルは起きにくいためそちらのほうをオススメします。