今日の症例(腫瘤切除後に湿潤治療を行っていたが治りきらない)

80代女性(左前胸部腫瘤切除)

左胸の出来物が気になり,R1年6月21日に当クリニックにて腫瘤切除術を行った。
当日はヘモスタパッドを当て,翌日からはハイドロコロイド包帯で治療を開始した。
しばらく来院せずに自宅で絆創膏と家にあった軟膏(?)で治療していたが,9月13日に左胸の傷が治りきらないと再来された。
病歴は高血圧と逆流性食道炎である。
病理検査の結果,腫瘤は脂漏性角化症であった。

胸部 治りきれない”
《9月13日》
貼っていた絆創膏を剥がすと,プヨプヨした肉芽が形成されている。
胸などに多いのだが,途中このような肉芽ができ治りきらないことがある。
(脂肪の多い部位は血流が少ないことが原因だと考えられるが,ハッキリとしたことはわかっていない)

胸部 治りきれない””
このような時は,高吸収のプラスモイスト+ステロイド軟膏(肉芽を収縮させるため)に治療を変更する。

胸部 治りきれない”””
《9月25日》
すると,肉芽が落ち着き周囲から皮膚が覆ってくる。
その後はプラスモイストに浸出液が付かなくなるまで交換していただく。


2019-09-27 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(足の角質形成)

70代男性(左足底外側の角質形成)

2014年より左足にひび割れができて治らなくなった。
2016年にズイコウパッドを使用してなつい式湿潤療法で治療を開始。
2018年10月に潰瘍は治っているが,その後1ヶ月に1回,経過観察を行っている。

Inked角質形成1_LI
潰瘍であった部分(白い◯部分)の周囲に厚い角質を形成している。
このまま放置するとその下に膿がたまり化膿する恐れがあるため,時々角質を取る必要がある。

当クリニックではフットケア用のグラインダーなどの器械は無いため,事前に角質を取りやすいように柔らかくする必要がある。
その方法としてハイドロコロイド被覆材を貼る方法を取っているが,シールがベタベタしてしまって嫌だとの声があった為,
患者さんによってはワセリンを塗っていただき,角質を柔らかくしている。
毎日お風呂上がりに,ベタつかない程度に少量取って塗り込んでいるとのこと。

角質形成2
角質に油分が浸透して柔らかくなっているのが分かる。
その部分を医療用のハサミを使用して切除している。

2019-08-27 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(外反母趾クッションによる硬結)

60代男性(左外反母趾)

以前から左に外反母趾があり,数ヶ月前より左第2趾が硬く,黒くなってきたため心配になり受診された。
持病は無し。

外反母趾クッション2
《受診当日》
黒色の部分が硬結している。圧痛はなし。
外反母趾クッション1
使用したのはこのタイプの外反母趾クッション。

【医師の説明】
外反母趾クッションが常に当たっていることで内出血をし,その部分が硬くなってしまったと思われます。
硬くなっている部分を押さえても痛みが無いようなので化膿はしていません。
硬くなった部分にハイドロコロイド包帯を貼ると次第に柔らかくなりその部分が取れてきます。
しばらくはハイドロコロイド包帯を貼って様子をみて下さい。
クッションよりも外反母趾サポータの方がこのようなトラブルは起きにくいためそちらのほうをオススメします。


2019-08-23 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(靴ずれ)

40代 男性(右足首擦過傷)

職場で安全靴を履いていたら,靴ずれができてしまった。

靴ずれ”
右の足首の辺りに靴ずれができている。
この部分にハイドロコロイド包帯を貼り(写真はありません),

InkedInked靴ずれ”” - コピー_LI
その上から,剝がれないようにテーピング用のテープで補強する。
貼った直後から痛みは無くなったとのこと。

市販で売っている耐震マットをハイドロコロイド包帯の上にのせて一緒にテープで補強すると,
クッションとなって痛みも緩和されることをお話する。

2019-07-30 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(蚊にさされた)

2歳 男児(左下腿虫刺症)

1周間前に左足を蚊に刺された。
市販のハイドロコロイドを貼ってみたがその周りが被れてしまった。
赤いブツブツができ痒みがでてきため心配になり,クリニックを受診された。
皮膚に関する病気はない。

治療材料:ハイドロコロイド包帯

蚊に刺される ハイドロ かぶれる1
《クリニック受診時》
創面を中心とした全体の腫れ熱感はなし。創面は乾燥気味になっている。
ハイドロコロイド被覆材を貼っていた部分に発疹が出ている。

蚊ハイドロ かぶれる2
ハイドロコロイド包帯を蚊に刺された箇所のみ貼り,その他の部分はステロイド軟膏を塗る。

【医師の説明】
蚊に刺された部分はハイドロコロイド被覆材を貼ると痒みもなくなりいいのですが,
刺された箇所より大きめに貼ってしまったことによるあせもができています。
それにより痒みと被れがおきてしまったのでしょう。
ハイドロコロイド包帯を刺された部分に小さく貼り,被れたところに関してはステロイド軟膏で様子をみていきましょう。

2019-07-09 : その他 : コメント : 0 :
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プロフィール

moisttherapy

Author:moisttherapy
湿潤治療に魅了されて数十年。
病院に来た患者さんや家族を笑顔にしてお帰したい,そんな思いで今も治療にあたっています。日々,患者さんに教えていただくことを綴っていきたいと思います。

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