患者さんのひと工夫(足の湿潤治療の工夫)

40代 女性(類天疱瘡)

8月末より,両手両足に水ぶくれができて広がってきた。
近くの皮膚科を受診してサトウザルベ+リンデロン軟膏が処方されて塗っていた。
経過が心配になり夏井先生のサイトを勉強して自分でワセリンとゴム手袋で治療していたが,
診察していただいたほうがいいと思い,当クリニックを受診された。

【医師の説明】
類天疱瘡だと思います(症例写真はありません)。
飲み薬を処方しますので様子をみてください。
水疱部分に関してはハイドロコロイド包帯かワセリン+ゴム手袋で治療して下さい。

患者さんの工夫
ハイドロコロイド包帯は手技が大変なので処置が楽な方がいいとのこと。
来院時,ご自身でされていた方法で治療していただく。
両手指ゴム手袋+ワセリン,足底に関してはシリコンソックス+ワセリン。


2018-09-28 : その他 : コメント : 0 :

よくある質問(治療材料の交換について)

よくある質問45
2018-09-26 : 交換について : コメント : 0 :

今日の症例(レーザー治療)

50代 女性

顔のシミが気になり,近くの美容クリニックでレーザー治療をしてもらった。
その後は軟膏を塗って様子を見るように説明を受けたが,心配になり,翌日当クリニックに来院された。

レーザー1
《レーザー治療翌日》
傷を早く治す&遮光目的のため,照射した部分にハイドロコロイド包帯を使用して様子をみるように説明する。

レーザー5
《1ヶ月後》
ハイドロコロイド包帯を貼っていると痛みがなく,以前照射した部分よりキレイに治ったとおっしゃっていた。

2018-09-25 : その他 : コメント : 0 :

患者さんのひと工夫

60代 女性(右大腿前面Ⅱ度熱傷)

ポットに熱湯を入れようして手を滑らせ,右太ももにヤケドを負った。
当日はラップで応急処置はしたが(以前から湿潤治療については知っていた),
その後の治療をどうしたらいいのか分からず翌日に当クリニックを受診された。

工夫4
《受傷7日目》
周囲のピンクの部分は既に新しい皮膚が出来ている。

  工夫2
治療にはズイコウパッド+ワセリンを使用し,その上をネット包帯で固定していたが,

工夫
ネット包帯による締め付けや皮膚のかぶれができ,そちらの症状が苦痛となってしまった。

そこで,患者さんのひと工夫。
ネット包帯の代わりに 「シルク コットンレッグウォーマー」を使用してズイコウパッドを固定していた。
レッグウォーマーは厚みがあるのでクッションとなり,傷を優しく包み込んでくれる感じで快適に過ごせるとのこと。

※使い古しのレッグウォーマーの方が締め付けが少なくいいそうです。

2018-09-21 : 固定の仕方 : コメント : 0 :

よくある質問(テープかぶれについて)

テープかぶれ5
2018-09-19 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(皮膚炎)

60代 女性

5歳の頃,こたつの炭で右足にヤケドを負った。
その傷跡を掻き壊してしまったので,自宅にあったハイドロコロイド包帯を貼っていたが治らないとのことで
受診された(数ヶ月前に受診していた)。持病なし。

擦過傷1

擦過傷2

ハイドロコロイド包帯を使用しても治っていない。
創面の水分バランスの問題を考え,プラスモイストに変更してみる。

擦過傷3
 《3日後》
新しい皮膚が覆っている。
傷が治りにくい場合は治療材料を変更してみると変化がみられることがある。

2018-09-18 : 手荒れ・ひび・あかぎれ : コメント : 0 :

今日の症例(日焼け)

40代 女性(日焼け)

海岸で潮干狩りをしていて首と両腕を日焼けした。
翌日になり痛みがひどくなり,職場の近くの当クリニックを受診した。

治療材料:ズイコウパッド,食品用ラップ

日焼け1
服から出ている部分が赤くなっており,ヒリヒリと痛みがあるとのこと。

※今年は日焼けの方が数名来られたが,日焼け止めを塗り忘れた部分(特に多いのが足や首の後側)に
痛みをともなっていた。日焼け止めは効果がある感じさせられた夏だった。

日焼け2
ズイコウパッド+ワセリンを当てると直ぐにピリピリとした痛みが取れたと。
ズイコウパッドからはみ出た部分は食品用のラップで覆い,その上をネットで固定した。


2018-09-14 : その他 : コメント : 0 :

共存するという考え


クリニックには擦り傷,切り傷,火傷の患者さんが受診されますが,
なかには傷がなかなか治らない方もいらっしゃいます。

床ずれや慢性的な潰瘍の患者さんなどです。

創傷の治癒は全身状態が関与するため,床ずれの原因となる老衰や脊椎損傷が治らなければ,
再度,床ずれができますし,末梢の血流が改善しなければ,潰瘍の治癒も見込めません。

創治癒を妨げている原因を治せないからです。

他院では,皮膚移植や切断の方向に話が進み,不安になった患者さんがクリニックに来院されますが,
夏井先生は生命に危険がある状況以外は上記のことを説明し,キズとの共存を提案します。

そうすると患者さんは,「どの先生もそんなことは言ってくれなかった,気持ちが楽になりました」と言って帰っていきます。

出来てしまった傷は治さなければいけないと説明され,毎回治療してもまた同じように傷ができてしまうことで
精神的に追い詰められてしまうのです。

傷を治すことを目標にすると治るまで傷にしか目を向けられませんが,
人生を楽しんで過ごすことを目標にすると,傷があってもコンサートや旅行など
自身や周囲の喜びの為に日々を送ることができます。
実際,先生から傷と共存するという話を聞き,明るく過ごされている患者さんを何人も見てきました。

様々な病気を含めて考えるととても難しい問題ですが,創傷でいうと傷と共存するという選択を与えることが,
患者さんの人生の彩りにつながっていくと実感しています。

2018-09-12 : その他 : コメント : 0 :

よくある質問(子供が治療材料を剥がしてしまう時はどうしたらいいのか?)

フィルム固定
2018-09-11 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(右指熱傷)

6歳 女児(右示指,中指Ⅱ度熱傷)

給湯器のお湯で右手にヤケドを負った。
近医を受診したが以前から湿潤治療について知っていたため,不安になり当クリニックを受診された。

他院でのヤケド治療1
《受傷2日目》
他院より軟膏(不明)とガーゼで治療されている。
痛みの訴えはなかったが,それは水疱が破れていないためだと思われる。
(水疱膜が破れるとその部分の乾燥とガーゼの固着により痛みを伴う)。

   他院での治療3
水疱膜を取り除きハイドロコロイド包帯を貼り,剥がれないようにテープで固定する。

2018-09-10 : 熱傷 : コメント : 4 :
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プロフィール

moisttherapy

Author:moisttherapy
湿潤治療に魅了されて数十年。
病院に来た患者さんや家族を笑顔にしてお帰したい,そんな思いで今も治療にあたっています。日々,患者さんに教えていただくことを綴っていきたいと思います。

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