今日の症例(頭部裂傷)

4歳 男児(頭部裂傷)

兄弟で遊んでいてテーブルの角に頭をぶつけてしまった。
家で様子を見ていたが,血が止まらなかったため当クリニックを受診された。

【医師の説明】:頭の中(脳)には異常がないので,頭のキズの治療を行っていきます。
        皮膚の挫創に近い,浅いキズなのでワセリンを塗って治していきましょう。
        頭を洗うのは今日(当日)はやめて下さい。
        翌日からは洗えますが,傷口をシャンプーで洗うのは控えて下さい。

頭部裂傷1
※不明瞭ですみません

ワセリンを多めに取り,傷口に蓋をするようにのせる。
1日数回ワセリンを塗っていくうちに,数日でキズが治ってくる。



2018-10-31 : 裂傷 : コメント : 0 :

手荒れの治療

手荒れの治療40
2018-10-30 : ひび・あかぎれ・しもやけ・皮膚炎 : コメント : 0 :

患者さんの工夫(上皮化後の保護)

60代女性(右大腿部熱傷)

ポットに熱湯を入れようとして手を滑らせて右足にかけてしまいヤケドを負った。

上皮化45
《受傷43日目》
上皮化したばかりの皮膚は不安定で,衣服に擦れてしまうと再度キズが出来たり,痛みを伴うことが多い。
そのため,乾燥予防のためにワセリンを塗り,サポーターなどで保護していただくようにお話ししていますが,

ズイコウパッド452
ズイコウパッドの中に入っているポリマーシートを取り除き,

ズイコウパッド451
そのズイコウパッド(ポリマーシートを取り除いた)を創面に当てて保護されていた(ワセリンは先に創面に塗っておく)。

患者さんは「出来たての皮膚にワセリンを塗ってペーパータオルを当てていたが直ぐに乾燥してしまった。
そこで,ズイコウパッドの中身を取り除いて当ててみたところ,傷口にズイコウパッドが密着してはがれにくいし,常に潤っている感じがする」とおっしゃっていた。

2018-10-26 : 新しい皮膚ができてから・キズ跡 : コメント : 2 :

今日の症例(右手の浅いヤケド)

2歳 男児(右手背Ⅰ度熱傷)

テーブルの上の紅茶を倒して,右手にヤケドを負った。
直ぐに流水で冷やして1日様子をみていたが,ヤケドをした部分の色が変わってきたため,心配になり当クリニックを受診された。

今日の症例1
《受傷翌日》
一部褐色に変色しているが,水疱を伴っていなく,手も普通に使っているとのことなので軟膏のみの処置とする。
ワセリンを1日数回(表面が白く乾燥してきたら)塗っていただくように説明する。

2018-10-24 : 熱傷 : コメント : 0 :

今日の症例(右膝裂挫創)

5歳 女児(右膝蓋上部の裂挫創)

駐輪場で転倒して右膝を擦りむいてしまった。
深そうな傷だったので心配になり当クリニックを受診された。

505060.png
浅い裂傷であり皮がめくれてしまっていた。
砂などの異物なし。

5050601.png
このような時は,皮は取ったりせずに湿潤治療の材料で覆うことが多い。
このキズは少し出血があったため,細く切った「ヘモスタパッド」をのせ,

5050602.png
その上を「救急ばんプラスモイスト」で覆った。

50+70
《翌日》
浮いている皮をハサミで切除し,

701.png
はがれにくい絆創膏がいいとの希望があり「ハイドロコロイド包帯」に変更した。
この時は必ず剥がす方向を説明する。
1日1回していただくうちに皮膚が再生し,残った皮膚も乾燥してくるのでその頃に再度ハサミで切るとよい。
2018-10-23 : 裂傷 : コメント : 0 :

よくある質問(上皮化後のビタミン軟膏について)

40よくある質問
2018-10-22 : その他 : コメント : 0 :

接遇研修以上に学べる場


先日,健康診断を受ける機会がありました。

今までは勤め先の病院でひと通りやっていただけましたが,
クリニック勤務になったため,住居近くの指定病院に行って健診を受けてきました。


そこでの病院の対応は本当に素晴らしいものでした。

まず,予約を取る段話でとても気持ちのいい対応でした。
その対応とは,機械的なものではなく,こちらが質間がしやすいような間のある温かな対応です。
実際に病院に行くと健診を受ける方であふれていましたが,その最中に電話がきても慌ただしさを出さずに応じていました。

健診では3階までのフロアーを行き来するのですが,
人が集中しやすい1階には事務員?らしき方が立っていて,常に注意を払っていてくれていました。。
その階で困っている方の様子をすぐに汲み取り,こちらが行動を起こす前に応対(案内・止血バンドの回収・ゴミなど回収など)
している様子を見てこちらが清々しい気持ちになりました。

また職員の方々の丁寧で人間味のある温かな言動に安心感を覚えました。
例えば,苦痛を伴う検査をしている時は「私もこの検査は苦しかったの,我慢出来なければ体調の良い時にも再度できるので無理しないで下さいね」と言って下さったり,
肺活量の検査をしている部屋では,看護師の方がまるで自分が検査をするかのように全力で息を吸って吐くように声を掛けている姿が垣間見え,受診者のために自分のできることを精一杯しようという思いが伝わってくる心地よい病院でした。

接遇の勉強会に参加するより,思いやりに溢れた病院に数時間過ごすだけでも得るものが大きいなと感じて帰ってきました。

2018-10-19 : その他 : コメント : 2 :

よくある質問(ハイドロコロイド被覆材の交換について)

よくある質問
2018-10-17 : ハイドロコロイド被覆材 : コメント : 0 :

今日の症例(擦過傷)

50代 女性(右関節部の擦過傷)

整骨院で外反母趾のテーピングの指導をされたが,包帯を巻いていた部分が擦れてしまった。
その部分のキズ跡が残るのが気になり当クリニックを受診された。

治療材料:ハイドロコロイド包帯

今日の症例1
右背側に包帯で擦れてできたようなカサブタがある。

今日の症例2
ハイドロコロイド包帯を貼ると次第にカサブタが溶けてくる。
その後ピンク色の上皮化したての皮膚になり,周囲の皮膚との境目が目立たなくなる。

※この症例では治療材料を広範囲に貼っているが,カサブタ部分に合わせて小さく貼ると剥がす時の痛みが少ない。

2018-10-16 : 擦過傷 : コメント : 0 :

養護教諭の先生のひと工夫(絆創膏による湿潤治療)

【養護教諭の先生が考案された絆創膏による治療】

保育園・幼稚園・学校などの現場では,限られた予算のなかで治療をしなければなりません。
湿潤治療の被覆材は高価なこともあるため,養護教諭の先生方が湿潤治療の原理(乾かさない)を応用して
独自で治療材料を考案していたので紹介します。

養護教諭の先生の工夫8
一般的に使われている絆創膏を使用。

養護教諭の先生の工夫7
表面の不織布部分の空気穴をセロハンテープなどで塞ぐ。

養護教諭の先生の工夫3
傷口に当てる不織布の部分にワセリンを塗る。

養護教諭の先生の工夫4
そのままキズ口に貼る。

この方法ならば予算的に被覆材を揃えられない現場でも湿潤治療が行える。


2018-10-15 : その他 : コメント : 4 :
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プロフィール

moisttherapy

Author:moisttherapy
湿潤治療に魅了されて数十年。
病院に来た患者さんや家族を笑顔にしてお帰したい,そんな思いで今も治療にあたっています。日々,患者さんに教えていただくことを綴っていきたいと思います。

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