本年もありがとうございました。


この治療を信頼してくださっている患者さん,ブログを訪問して下さっている方々。
夏井先生と同じ思いで治療して下さっている先生方。
それぞれの現場で尽力して下さっている医療関係者,養護教諭,鍼灸師の皆様。
よき理解者である瑞光メディカル様,アンツィアーナ様。
ブログや質問メールなどで地道に活動されている方々。

本年もお世話になりました。

夏井先生の提唱される湿潤治療は治療方法も至ってシンプルな為,儲けは度外視でただ患者さんのために
奮闘して下さっていることと思います。皆様の活動があって湿潤治療が支えられています。
また患者さんにおかれましては,私自身が皆様から沢山のことを教えていただき,治療に向き合う気持ちをいただきました。

湿潤治療に関わる看護師として皆様と共に頑張って参りますので,来年も宜しくお願い致します。

2018-12-28 : その他 : コメント : 6 :

今日の症例(床ずれの跡がピリピリする)

70代 男性(左大転子部褥瘡瘢痕部の痛み)

左向きになって寝る習慣があり,以前,床ずれができてしまった。
時々,その部分がピリピリするとのことで相談があった。

褥瘡跡1
創面の乾燥(一部軽度挫滅あり)による痛みと,横になった時の圧迫による摩擦があると評価した。

褥瘡2
このように皮膚が再生した瘢痕上皮は脆弱であることから,痛みがあるうちはハイドロコロイド被覆材で保護するとよい。
被覆することで,硬い組織も軟化してしっかりとした組織になっていく。

2018-12-25 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(カイロによるヤケド)

40代女性(腹部Ⅰ度熱傷)

お腹に湯たんぽを乗せていて,気がついたら赤くなっていたので心配になり2日後に当クリニックを受診された。

カイロによる熱傷
《受傷2日目》
お臍の周囲が少しピリピリするとのこと。
見るとお臍の周囲が少し白っぽくなっている。

カイロによる熱傷1
痛みがある時は,ハイドロコロイド包帯を使用して,痛みがなくなるまで貼るとよい。
(ワセリンの塗布よりハイドロコロイド被覆材の方が,衣服が擦れることなく,より空気を遮断するため効果がある)。

2018-12-21 : 熱傷 : コメント : 0 :

患者さんの工夫(子供が治療材料を剥がさない工夫)

1歳女児(前胸部Ⅲ度熱傷)

テーブルに置いてあったお茶の入った水筒を引っ張って落としてしまい,顔,胸,お腹にヤケドを負った。
市立病院に入院してアズノール軟膏+モイスキンパッドで治療していたが,受傷から10日程経った頃に
皮膚移植が必要だと説明されたため,移植しない病院を調べて当クリニックに来院された。

お茶による熱傷
《受傷13日目 当クリニック来院時》
顔にはハイドロコロイド包帯を貼っていたが,数日で皮膚の再生が見られる。
前胸部にはズイコウパッド+ワセリンで現在も治療をおこなっている。


自着性伸縮包帯
前胸部の治療材料を剥がしてしまうとのことで,お母さんのひと工夫。
ズイコウパットを絆創膏でとめ,肌着を着せてその上から自着性伸縮包帯で固定していた。

2018-12-19 : 固定の仕方 : コメント : 0 :

よくある質問(寒くなると傷口が痛む)

傷が痛む
2018-12-18 : その他 : コメント : 0 :

今日の症例(太もものヤケド・・他院で行われた治療材料が固着)

7歳女児(右大腿部全面Ⅱ度熱傷) 

飲食店でラーメンと落としてヤケドを負った。
近くの皮膚科にて軟膏(不明)+トレックスガーゼ+ガーゼで治療。
知人から当クリニックを紹介され受診された。

トレックスガーゼ
《受傷6日目 当クリニック受診時)
トレックスガーゼは非固着性シリコンガーゼとして創傷の治療に使用されているが,実際は創面に固着していることが多い。
そんな時は無理に剥がすと出血するため,張り付いているギリギリの部分をハサミでカットしてその上を創傷被覆材で覆うと
創面を傷めずに湿潤治療に移行できる。

2018-12-17 : 熱傷 : コメント : 2 :

低温やけどの治り方

低温やけどの治り方40
2018-12-12 : 熱傷 : コメント : 0 :

今日の症例(包丁で爪を切ってしまった)

20代女性(左第5指切創)

包丁でジャガイモを切ろうとしたところ,転がってしまい誤って爪を切ってしまった。
どう治療したらいいのか判断がつかず,当クリニックを受診された。

包丁 爪
《受傷当日》
ハイドロコロイド被覆材は,剥がす方向など注意が必要であるため,「救急ばんプラスモイスト」で治療を行う。

【医師の説明】
爪は付け根(爪母)の部分で作られるため,いずれは生え変わり,元の爪に戻るので心配いりません。
今は包丁で切った部分がキズになっていますので,キズを乾燥させない絆創膏(救急ばん プラスモイスト)で
治療していきましょう。
基本,絆創膏に液(浸出液)が付着しなければ,プラスモイスト絆創膏は貼らなくてもいいのですが,
切った部分の爪が衣服などに引っかかってしまうことがあるので,その時は市販の絆創膏で爪を
保護してあげて下さい。

2018-12-11 : 裂傷 : コメント : 0 :

よくある質問(傷が治らない状態で飲食店の仕事をしてもいいのか?)

MRSA40.png

~参考サイト  夏井 睦 新しい創傷治療~
細菌数が増えると感染の危険性は高まるのか


2018-12-10 : その他 : コメント : 0 :

かゆみに対して冷湿布を使用してみる。


以前,かゆみの対処法には冷却が効果あるというお話し(かゆみについて)をしましたが,
ある時ふと,冷却は痒いから掻くという大脳の欲求も抑えるのではないのか→
メントール成分も同じような効果があるのではないか?と思い,
患者さんの承諾を得て,湿布や市販の冷却ジェルシートで試してみました。

皮膚のトラブルやアレルギーのない患者さん20名程を対象に,上皮化した後の傷口にそのまま湿布を貼る又は
被覆材を併用する方法で行ってみました。

すると,患者さんのうち8割は気が紛れて痒みが取れたと言われ
残りの患者さんは,寝ている間に違和感があって取ってしまった,痒みはあまり変化ないとのことの感想でした。
しかし,それ以降はその方法を試すことなく時が流れました。

ある日,足に潰瘍のある患者さんが痛みを伴い当クリニックを受診されました。
傷口をみると,被覆材の上から湿布を貼っています。
なぜ貼ったのか患者さんに伺うと,傷口に湿布を貼るとかゆみと痛みが和らぐとのことでした。
それを聞き,やはりかゆみや痛みに対してはメントールの冷感作用は効果があるのではないかと以前のことを思い出しました。

痛みや痒みが少しでも軽くなるように,患者さんに御協力いただきながら継続して試してみようと思います。

ちなみに,ワセリンにハッカ油を混ぜて使用してみました。
塗った直後は冷感刺激がありましたが持続的なものではありませんでした。
2018-12-07 : かゆみ : コメント : 0 :
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プロフィール

moisttherapy

Author:moisttherapy
湿潤治療に魅了されて数十年。
病院に来た患者さんや家族を笑顔にしてお帰したい,そんな思いで今も治療にあたっています。日々,患者さんに教えていただくことを綴っていきたいと思います。

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