かゆみについて

湿潤治療を行っていて患者さんが痒みを訴える時期が2回ほどあります。

1回目は,治療過程で浸出液が多い時期です。
原因は,創面には良い湿潤環境が,正常な皮膚では皮膚炎を生じるためです。
いわゆるオムツかぶれのような症状です。
それに対しては,治療材料を当てる面積を小さくし交換回数を多くしていただいたり、正常な皮膚にワセリンを塗り皮膚炎を予防したりするなどしてこの時期を乗り切っていただいています。

2回目は,皮膚が上皮化して神経が再生する時期です。
特に痒みが強くなるのが,入浴後や就寝時などの体温が上がる時です。
一週間から一ヶ月ほど痒みが続き,徐々に無くなっていきます。
この時期は,創面にワセリンを塗って乾燥予防をし,痒みのある部分をアイスノンで冷やして痒みが落ち着くのを待ちます。

痒みに関しては,まだまだ解明されていない部分が多くありますが,痛みと同じく苦痛な症状であるので,より痒みが軽減する方法をこれからも考えていきたいと思います。

2018-04-24 : かゆみ : コメント : 0 :
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プロフィール

moisttherapy

Author:moisttherapy
湿潤治療に魅了されて数十年。
病院に来た患者さんや家族を笑顔にしてお帰したい,そんな思いで今も治療にあたっています。日々,患者さんに教えていただくことを綴っていきたいと思います。

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