友人のお母さんからの励まし。


連休で帰省した際、お世話になった友人のお母さんに会いに行きました。
末期の胃がんで余命1か月との宣告を受けて、友人が私に連絡をくれたのです。
友人のお母さんは少し痩せてはいましたが、死を目前にしているとは思えないくらいの気力で私に話しをしてくれました。

「もう会えないと思うから遺言として聞いて欲しいの。
何度も病院にお世話になって、その度に先生と看護師さん達に本当に励まされたのよ。
私の背中をさすってくれた先生の手が本当に温かくて、看護師さんがみんな優しい声で身体を心配してくれて本当に安心できたの。
ある時期、気持ちがいっぱいだった時に看護学生さんが近くに来て言ってくれたの、そんなに頑張らなくていいんですよって。
その言葉を聞いて、はじめて病院で声をあげて泣いてしまったのよ。こんな風に言われたことはないから、何だか気持ちが救われた気がしたの。病院の先生と看護師さんって素晴らしいお仕事ね。患者さんにとってはとても大きな存在だから誇りを持ってお仕事してね」。
私は胸がいっぱいになり,ありがとうございますの言葉しか言えませんでした。
友人のお母さんから看護師として働くうえでの一生分の励ましをいただきました。

全ての職業にも言えることだと思いますが、特に医療に携わる人はその時の自分の精神状態が直に患者さんに伝わります。
そのため、常に一定の気持ちで患者さんと接していこうと決めて仕事をしています。
そのうえで私に出来ることと言えば、患者さんに寄り添い、患者さんが必要としていることに思いを巡らして関わっていくことだと思っています。

友人のお母さんの思いを胸に,これからも看護師として患者さんに向き合い続けていきたいと思います。

2018-05-11 : その他 : コメント : 0 :
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moisttherapy

Author:moisttherapy
湿潤治療に魅了されて数十年。
病院に来た患者さんや家族を笑顔にしてお帰したい,そんな思いで今も治療にあたっています。日々,患者さんに教えていただくことを綴っていきたいと思います。

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